いよいよ、12月も後半。
慌ただしくなってまいりました。
昨日は、連休を頂き、店の大掃除。
おかげ様で、玄関周りから店内まで綺麗になりました。
掃除をすると、気持ちが良くなるで、思い出した話。
かつて、お釈迦様のお弟子さんで、シュリハンドクという方がいらして、
物覚えが悪く自分の名前まで忘れる始末。
それで、自分の名前を首からかけていたそうで。
お釈迦様の言葉も、憶えられない失意の日々。
そんなある日、お釈迦さまから一本のホウキを渡され、
「塵を払おう、垢を除かん」と唱えながら、
僧院の中を掃き清めなさいと言われ、
来る日も来る日も、せっせとお掃除に専念。
そうしているうちに、お釈迦様からホウキを渡された意味を知る事に。
お釈迦様の真意は、「心の塵を払い、垢を除く事に有った」と悟られる。
お釈迦様は、「自分の愚かさに気付く者は、愚か者ではなく、
自らを省みる事なく、自分ほど賢いと思う者の方が、どんなに愚かな事か」
と説かれた。
お釈迦様も、お弟子様も素晴らしい。
その後、シュリハンドクはお釈迦様の十六羅漢の一人となって、
人々から尊敬される事になったとか。
死後、名前を荷っていたシュリハンドクのお墓の周りには、
茗荷が生えたので、食べすぎると、物忘れがひどくなるとは、
後から出来た話でしょうか。
私は、食べなくても、物忘れが激しいので。(笑)
年の瀬。
心の掃除も、しっかりしながら、
綺麗さっぱり新しい年を迎えましょう。