京の冬の旅。
寒い時期のお寺は、よく冷える。
靴下二枚必要と言われるが、まさにそのとおり。
足元から冷えてくる。
46ある妙心寺塔頭の一つ 大雄院。
まっすぐ行って、曲がって、曲がって、また曲がる。
一番高い場所にあるのも、名前の由来と聞いた。
中央に蓮華寺型灯籠を配し、
二種類の苔がデザインされたモダンな庭。
中根金作作庭。
石河家の菩提寺。
お亀の方という徳川家康の側室の名前は、
たしか八幡の正法寺でも聞いたかな。
関ヶ原の戦いでの東軍と西軍、両方の大将についた。
戦乱の世も今も女性の影響力は大きい。
室内に入ると日の光で暖かい。
南向きの部屋はいい。
手すりが、舟の縁のような感じ。
江戸時代のおトイレもある。
畳張り。
今となっては贅沢の極み。
柴田是真の襖絵や蚕の糸で作られた紙など。
規模は大きくないが、見所有りの大雄院。
お天気のいい日に訪れるといいかな。