良かったり、悪かったり。
人知の及ばない所。



嬉しいニュースに歓喜し、悲しいニュースに心を痛める日々。



今日は、京都感動案内社のツアーに参加。
大徳寺の本坊と孤蓬庵の公開へ。



直入軒は三十数年ぶりの公開とか。



情報は、しっかり伝わってるのだろう。
沢山の拝観者。



忘筌とは。。。
ご説明では、魚を得て、捕まえる道具を忘れる所から、
目的を忘れ、手段道具に固執する例えとの事。



目的より、道具かぁ。。
言えてる。。(^_^;)



境内を歩いていると、お坊さんが「ほらごらん」
見ると、ムラサキシキブ。



「今年も、楽しませて頂いた。自然は、素晴らしい」
そう、言い残して、去って行かれた。
さすが、禅寺。

良い季節です。
爽やか。。



歩くもよし、自転車もよし。
出来れば、車よりも徒歩。



気に入った場所で、パシャ。



古建築もよし、近代建築もよし。
京都は、保守的というイメージがあるけれど、
その実は新し物好き。
古い文化に、新しい文化を重ね重ねて、熟成させてきた。



古いものと新しいもの。
両方が、楽しめる街。



ただ、もうちょっと知れば、もっと面白い。
そんなこともある。



昨日、ある観光ガイドの方から伏見稲荷大社の話を聞いた。
「入り口の狐、何を咥えてる？」と聞かれ、
「・・・・・」「巻物？」



答えは、「鍵」と「玉」
鍵の左手は、老朽化で取れたとか。



江戸時代、鍵屋と玉屋という花火師が、江戸で花火を打ち上げて、
その感謝に、奉納したという狐。
「たーまやー」「かーぎやー」
今でも、玉屋が門前にあるそうで。



知ってると、なお面白い京都。
まだまだ、あるんでしょうねぇ。
そんな面白い話が。。

安倍晴明で、人気の晴明神社。
秋分の日とその前日に行われる晴明祭へ。



地元の人々の力の結集。
様々な形での参加。



境内に集まったみこしの担ぎ手達から、
すでに熱気がムンムン。
まさに、男気。



午後一時。
堀川通から、鼓笛隊の音がする。
そちらも気になり、ちょっと見に。











地元密着型のお祭の中では、大きな祭。
見ていて、楽しい。



静かな神事の祭の多い京都の中で、
活気ある賑やかな晴明祭。
元気を頂いた。

不動の滝から、つづれ坂。
右に左にと強い勾配が続く。



時計を見る。
そろそろ、一時間。
もうすぐだ。。と自分を元気づける。



到着。
これが、国宝　清龍宮拝殿。
そして、お目当ての醍醐水か。



取りあえず、一口。
果たして、醍醐味とは。



思ったよりも、硬度は高くない味だが。。
帰って調べると、硬度14.9.
めちゃ軟水。



2008年に、落雷で焼失した准胝堂跡、薬師堂、五大堂、開山堂と回る。









木造建築の技に感心。
遠く大阪の街も、霞の中。



しばし、山の空気を満喫。
さてと。。
下り坂は、膝に来る。
ちょっと、鍛練せねば。。

かねてより、一度訪れて飲んでみたい水があった。
醍醐味の語源となった醍醐水だ。



醍醐寺の山の上、上醍醐にある。
結構、しんどいと話には聞いていたので、
余計に足が遠のいていた。



今回、心強いなぎら氏の御同行により実現。
愛宕山の時も、背中を押して頂いた。



約3.2K　徒歩６８分とある。
登り始めは、まずまずの坂道。



次第に、厳しく。
太腿に乳酸が溜まり始める。(^_^;)
え、まだ、３０分！！！



１０時に登り始めたが、すでに降りてくる人も多い。
結構、愛好家がいるようだ。
すれ違いざま、「こんにちわ」



森林浴効果か、気分が良い。
酸素の量も、街なかよりも多いせいかな。



止まっては、パシャ、止まっては、パシャ。
撮影となぎら氏とのトークのお陰で、登る辛さも軽減。



おっと、今日はこれから晴明神社の御祭り。
ちょっと、失礼。
つづく。