甘茶の花咲く建仁寺塔頭 霊源院。
咲き始めてから、しばらく。
まだまだ、見頃。
昭和の小堀遠州こと、
中根金作のお孫さん作庭。
改装当初から毎年来ている。
昨年、天井に墨龍図が完成。
陳漫(チェンマン)作。
「どうぞ、寝っ転がってご覧ください」
お寺の畳に寝て天井を見るのは、初めて。
今まで見た龍とは異なり、現代風。
庭の甘茶の花は、アジサイ科。
ガクアジサイとそっくりだが、
葉が少し小さい。
乾燥させた葉を煎じて、
花まつりに使われる。
ガクが白から青、ピンクと変化。
インド・中国・日本と仏教伝来を表す庭。
ご住職の散水。
自然を慈しむ心の体現。
植物には、人の心が分かるとか。
片隅に半夏生の花。
両足院への誘い水。(笑)